リビングの壁をモルタル造形しました。

 今回は、リノベーションを主に手掛ける(株)エールテック様のご依頼で、個人所有のマンションのリビングの一角にモルタル造形しました。

 テーマは「レンガ&漆喰」。漆喰が経年劣化で剥がれ、下地の煉瓦積みが見えているという設定で、インテリアに合わせやすいモチーフです。塗装も漆喰の劣化具合も、好みに合わせてハード目にも綺麗目にもしやすいのがこのモチーフの良いところです。
 今回は、オーナー様のお好みでガレージの雰囲気を取り入れたので、少しハード目な剥がれと汚れ、錆を入れて、とても喜んでいただきました。

 レンガ部分を造形            
漆喰部分を造形          
レンガ部分のアップ           
レンガ部分のベース塗装           
  全体塗装(途中)           
全体塗装(完成)         
塗装完成(汚し部分)                   

塗装完成(カウンター下の錆部分をエイジング)            
全体の完成            

◆ 製作動画に興味がある方はこちらもご覧ください。
  リンク先:https://youtu.be/4dcXEaZehrY

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モルタル擬木:モデルハウス

先日、守谷市中心に工務店をしている壁工房さんのモデルハウスに擬木を設置してきました。社長の須賀さんは戸建てには必ず造形かアートな物を入れたいという強い思いを持っておられる方で、以前造形の講習会にも参加されていた造形に熱心な方です。
この木は猫が遊ぶのを設定にしています。実際には、所々足場になる場所に板があった方が猫は歩きやすいと思います。表面はモルタルなので爪程度では簡単には壊れません。

私も以前より思っている事ですが分譲マンションでも注文住宅でも、買う時や買った後でもっと”好みの仕様にして暮らす空間を楽しく心地いい場所にしたら良いのに”。
壁紙やめて塗装や造り物にしたら良いのに、・・と。

そういう業者と方法がここにあります。
しかし、それを知ってもらうためにより多くの新しい提案が必要な気がしています。
この擬木もそのうちの一つ。わくわくした気持ちになったり部屋のアクセントになったり。
毎回言いますが、形や色は好みに合わせて変幻自在です。

2019年 明けましておめでとうございます。

        satoken_2019年賀

仙台イオン ヒゲパンダ造形

先日宮城県仙台市内のイオンタウンにて、「ヒゲパンダ」なるキャラクターをフューチャーしたお店でモルタル造形を製作してきました。
これから様々な形態で全国展開する予定だという「ヒゲパンダ」、いつもはリアルな表現ばかりの造形なので、今回の漫画風表現のモルタル造形がとても新鮮でした。実は普段からリアルではないものを造りたい、”上手い”より”楽しい”とか”ワクワクする”物造りを考えていたので、そういう意味でもいい経験になりました。
型にはまらない自由さを表現できるのが造形の1つの魅力です。もっと新しい造り方や形をデザイナーさんやお施主様などと模索していきたいと思います。

珍しい「ウニユッケ」なる美味しい仙台牛料理と地酒も堪能してきました。

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個人邸キャットウォーク擬木造形

先日、個人邸に擬木でキャットウォークを設置してきました。

猫をこよなく愛するお客様がホームページを見て下さり、自宅リビングの吹き抜けに猫が自由自在に歩き回れる道を擬木を使って造って貰えないかという依頼でした。

動物が歩くという事で当初は鉄筋下地で考えましたが、新築ではないため溶接は現実的に施工が困難という事で、発泡スチロールの表面にモルタルで造形という仕様になりました。これはまた初めての事なので、お客様と猫の生態を考えながら枝の角度やステップの場所などを試行錯誤し現調と仮組みを繰り返しました。難しい問題も多々ありましたが唯一無二の物が完成しました。

お客様も大変気に入って下さいましたし、猫ちゃん達も恐る恐る歩きながら次第に慣れて数分の間にはくつろぐ様子も見られました。私も飼い主様も一安心。ただ幼い子は慣れた時が怖いと飼い主様も仰っていたとおり、翌日はしゃいで落ちたりしたそうで、その後調整に伺いました。

既製品や簡単な木の棚が多い中、固定観念にとらわれず自由な発想で、自分の家や飼っている猫ちゃんに合わせたオリジナルの物が造れるのが造形の良いところです。